BMWとALPINAの違い
 
実際にアルピナに乗ってみると、BMWとの差がはっきりとわかります。
例えば、私の一番好きなE30ベースのC2−2.7。ベースエンジンは、2500ccの
OHCで170馬力。
このエンジンのインテークラインのポートは、研磨やハイカムによって空気を吸い込み易く工夫されています。
また、同長を取った素晴らしいエキゾースト(通称タコ足)や、オリジナルのマフラーにより排気効率が上がり、マーレー製軽量ピストン、クランクシャフトのバランスも良く、最高の6気筒エンジンに仕上がっています。
これによって、210馬力までチューンアップされました。
通常、排気効率を上げると低速トルクが無くなると言われていますが、アルピナは低速トルクが逆に太くなっています。
ターボやスーパーチャージャー等の過給器を使用せずに、メカチューニングだけで、これだけの馬力アップはまさに、アルピナマジックそのものだと思います。
足回りのチューニングも素晴らしく、思ったように曲がってくれるハンドリングは、ベース車輌とは全く違う車です。






ここであえて、E46 M3とアルピナB3−3.3を比べてみましょう。
よくM3と比較される方がいますが、双方はまるで異なる感覚です。
Mエンジンはパワー重視。どちらかと言うと野生的なイメージで、常に高回転で回して楽しむエンジン。
そして、ハンドリングや乗り心地は硬くゴツゴツした感じで、それに魅力を感じる方もいるようですが、次第に疲れてくるという声も聞こえてきます。
それがMを降りる、一番の理由になるようです。
それと比較してアルピナのエンジンは、パワーは勿論ありますが、過激さよりも乗りやすさを重視した、トルクフルでジェントルなエンジンです。
ハンドリングは硬すぎず、ロールも楽しめます。オートマチック仕様も多いことから、女性にも違和感なく楽しんでいただけると思います。





アルピナは、BMWが本当にやりたかったことを代わりに実行しているのではないかと、私は思います。
BMWの歴史を見ても、その技術の高さが証明されています。
しかし、大手メーカーになった以上、大量生産&コストダウンも考えなければならないでしょう。
そこで、アルピナがBMWのエンジンやシャーシの素晴らしい技術を、コストを掛けて作り上げました。
BMWにとっても誇らしいことに違いありません。
アルピナの目指す“ヨーロッパの最高峰”は、まさにBMWと共に完成したのだと思います。


2010.9

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