Maintenance Log.16

AT載せ換え

AT(オートマチックトランスミッション)が壊れてオーバーホール・・・なんて、誰もが迎えたくない故障ですよね。
出先で突然前に進まなくなり、立ち往生・・・。最悪、修理代は裕に30万円を超えてしまうんです。
特に昔のZFのATのことを、ガラスのATなどと呼んでいる方もいるようですが、最近のATよりずっと丈夫だと、僕たちは思うのですが。
但し、丈夫だと言い切る為に、ほんの少しだけ気を付けてあげて欲しいことがあります。
例えば・・・。
  ・
信号待ちなどで、ギアをDレンジからN レンジに変えない。
  ・
急激な坂道以外では、Dレンジからシフトチェンジしない。
  ・
エンジン掛けはじめなどの油温が下がっている場合は、十分に暖機運転をする。
などです。特に、運転中はギアをあまり変えないで欲しいのです。これは、考えてみれば当然のことなんだと思います。
「オートマチック」という言葉の通り、本来AT車は走りに合ったギアを用いるように機能設計されています。極端に負担が掛かる場合を除いては、余計な手助けは不要ということです。
最後にもうひとつ。暖機運転の重要性。
私達人間も、朝起きて猛ダッシュ!!はできませんよね?ほんの少しだけでも暖めてから、走り始めはエンジンが温まるまで回転数を上げずに走行してあげてださい。
大切に扱えばこそ、車もきっと応えてくれるはず。



Q.ATFは交換しない方が良いと聞きますが・・・?

A.ATF(オートマチック、トランスミッション、フルード)いわゆるオートマオイルですが、交換しないほうがいいという説も確かにあります。
交換すると壊れるというのも、うそではないかもしれません。
しかし、 ATの構造上、ATFの油圧を利用して変速しているので、そのフルードが汚れていたり、スラッジ(鉄粉)だらけだったら変速ショックも出ますし、滑りの原因にもなってしまいます。
ATF交換後に調子が悪くなったATは、交換したから壊れたのではなく、すでに壊れているのです。
当社では全ての販売車輌のATF&ストレーナーを、納車時に全量交換しております。(納車整備費用に含む)
今まで数え切れない程の数を整備しましたが、未だこれが原因で故障したとの報告はいただいていません。
定期的なATF交換で、10万キロを超えてもスムーズな動きが体感できるでしょう。
オーバーホールしたAT 勿論トルクコンバーターもOHします ATにトルコンを組み込みます。慎重に組まないと、上手く入りません。
最近の5速のATは重たいのです。ミッションジャッキで持ち上げます。昔は人力で上げていました。 エンジンと位置を合わせて、組み付けます 微調整をして、締め付けます
プロペラシャフトを組み付けます マフラーはフロントパイプからリヤまで外して、組み付けます。 ATFを入れて出来上がり

ATの交換作業は、上記のように、マフラーをフロントパイプからリヤまで外し、遮熱坂やプロペラシャフトも外して、エンジンの前を上げて降ろします。
このように大変時間もかかりますので、工賃も高くなってしまうのです・・・。
このような出費が無いように、普段から整備をして労わってあげてください。

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