ポールのアロハな入院日記


手術の内容などを沢山の方に聞かれるので、詳しくここで説明をしておこう。
病名は腱板断裂、腱板?聞きなれないかもしれません。
これは肩甲骨の中に腕の骨が入り、この腕の骨を動かす時に使う筋肉(スジ)を腱板と呼びます。
板のような筋なので、腱板というそうです。ちなみに英語ではInner muscle(インナーマッスル)と呼びます。
通常、4方向から腕の骨を包むようにくっついています。
僕の場合は、右肩のこの上側の腱板が完全に切れていて、繋ぎ合わせる手術をしました。
この症状はレントゲンでは発見できず、MRIを撮って初めて判明しました。
骨の付け根から断裂していたので、骨にワイヤーの付いたクサビを打ち込み、このワイヤーで切れた腱板を縛って固定します。
このクサビは、昔は金属のネジを使用したそうですが、最近の物は骨と同じ成分で出来ていて、2年ほどで溶けて骨と一体化するそうです。

骨の上部の白いところが
断裂部分です。
この人体模型の赤い線
の場所が切れていました。
主治医の鈴木先生
肩の手術では国内トップレベルです。


6月26日(1日目、入院)
9時30分に病院には着いた。
簡単な手続きを終え病室へ、勿論大部屋だ。
しかし、先客?は2人しかいないので大きな部屋を3人で使える。
それなりに綺麗で最新の設備が整っている。
これでオーシャンビューで椰子の木が見えれば最高なんだが
窓からは隣の建物の外壁しか見えない。
せめて綺麗な看護婦さんがいれば良いのにな〜
案内してくれたのは婦長さん。優しそうな方だが
やはり若くて綺麗な看護婦さんに世話してもらいたい。 男の正直な想いである。
静かだ。 暇を持て余すだろう。
ネットも勿論繋がらないので、マウイの時のようにメールの下書きホルダーに日記を書き溜めることにします。

まずは簡単な身体検査が始まり、明日の手術の手順や禁止事項などの説明をしてくれた。
小柄で可愛い看護婦さんMちゃん、その後病院内を案内して回ってくれた。可愛い子がいて良かった。
その後は担当のドクターS氏の説明、彼は僕と変わらないであろう年なのに肩の手術では日本のトップクラスらしい。
とても丁寧で、質問にも判りやすく説明をしてくれる。麻酔など不安に思っていることも一気に解消された。
その後、麻酔科のドクターの説明、担当看護婦さんの説明、肩の動きの再チェック、みんな丁寧で親切です。
それぞれの担当者が、与えられた仕事をキッチリこなしている。ウチの会社も見習って欲しいところだ。
もし、整形外科に通うことがあれば是非こちらの病院をお勧めします。

同部屋のFさんも同じ年代で、気さくな方でよかったです。
夕食を終えて、のんびりしていると妻が足りない物を持って来てくれた。

Tシャツでくつろぐ入院直後

6月27日(2日目、手術)
昨夜はたっぷりと寝られました。
昨夜22時より水分も絶って、7時から浣腸をして
体の中は空っぽで手術室へ向かいます。

手術台で麻酔が掛かり意識は完全に消えました。
手術中にリラックスできるように好きな音楽を掛けてくれると言うので
ハワイアンをリクエストしましたが、おいていなかった為BIGENになりました。
2曲めから意識が消えました。
切れていた腱板がMRI画像より複雑に切れていたようで、更に昔切れた腱が
奥の筋肉などの組織と癒着していて、綺麗にメスで切り外し繋いでくれたそうです。
手術時間も2時間の予定から、4時間30分に伸びたようです。
僕は記憶が無いので判りませんが、待っていた妻は相当心配したようです。
ボーとした幽かな記憶の中、執刀医先生の説明が続いている
この後、麻酔が切れた後の激痛は夜が明けるまで続くことになる。

手術を終えて病室へ帰ってきました。 この時、ほとんど意識はありません。

6月28日(3日目)
痛みでほとんど眠れなかった。

しかし、点滴や尿を流す管が外され、そして動けない上水分も取れないので、
エコノミー症候群にならないように、足の甲に空気圧で交互に圧力を掛ける機械を外せたので
気分は楽になりました。
この痛み、生きている証拠ですが、ちょっときついです。
唯一の救いは看護婦さんが綺麗なことです。
特にSさんは可愛いです。彼女の笑顔で救われます。

慣れない硬いベッドで腰が痛いです。
さっき薬を飲むための水を汲みに行ったとき、ぎっくり腰を再発しそうでした。
自宅は3年ほど前にテンピュールと言う北欧のメーカーの低反発マットをつかっていますが、
このベットがいかにすばらしいか再認識しました。

それにしても退屈だ。
肩が痛いので歩き回ることもできず
痛みに耐えながら、じっと時間が過ぎていくのを待つだけである。
それにしても痛い!! 内視鏡手術は傷口も小さく痛みも少ないと聞いていたのに、、、、、
薬のせいなのか目の焦点が合わないです。
妻に買ってきてもらったサーフィンの雑誌にも目を通す気になれない。
この日記もぼやけている画面を目を凝らしながら、左手だけで書いている。
健康のありがたさが良く判る。

美人の看護婦さんで良かった〜


6月29日(4日目)
昨夜の座薬はやっと効いてくれた様で
朝まで眠ることが出来ました。
痛みが和らいだ分、今朝は気分も良好です。
痛みに耐えている間は熱も出るらしく結構汗も掻いています。
体は拭いてくれるが、髪もべとべとなので、
そろそろシャワーが浴びたくなってきた。
何もやることが無い生活は耐えられない、家に帰りたい。
会社にも出たい。任せてはいる物の心配は付きません。
このまま後1週間も入院生活はきついな〜
こういうときにIpodなどがあると気を紛らわすことが出来るだろう。
しかし、最新の(そうでもないが)流行物についていけなくて
持っていないし、買ってきてくれても入力できないだろう。
う〜ん 暇だ!!
昼過ぎに術後の検診があり、シャワーは明日以降になってしまった。
髪だけ洗わせてもらったので、少しスッキリしました。
しかし、夕方からリハビリが始まり、痛いけど動かさなくてはいけないと
激痛に耐えながら腕を少しずつ動かしました。
これが祟ったのか、夜には肩の痛みが再発!!
夜も横になると痛みが出るので座薬を入れてもらいましたが痛くて眠れません。
おまけに同室のおじさん、いびきがすごいです。
こっちも気になって余計に眠れません、、、、、、、

点滴はずっと続いています。
Tシャツを着ることが出来ないので
気分転換にもアロハで過ごすことにしました。


6月30日(5日目)
もうろうとした目覚め、と言うかほとんど寝てません。
横になると痛み出す肩と
朝までやむことの無かったおじさんのいびき
朝一で妻に耳栓を持ってきてもらう様にメールしました。

起きた後は痛みは少し軽減しました。
寝るときは力が抜けるので痛みが出やすいそうです。
昼食後は術後初めてのシャワーです。気持ちよかった〜
三角帯を始めて外しましたが何とか動かさずに洗えました。
次のシャワーは月曜日になるそうです。
この時期に毎日入れないのは、油ギッシュな僕にはきついですね。
その後は初めての本格的なリハビリ。
少し緊張していましたが、肩の周りの筋肉がコリ固まっているので
揉み解してくれるマッサージでした。
これなら毎日何回でも受けたいです。
その後は手術した周辺を動かしていくのでしょうが、きっと痛いでしょうね。

夕食前に、アルピナオーナーズクラブのA君がお見舞いに来てくれた。
昨日のニコルデイの様子などを報告してくれた。
ニコルからもお誘いを受けていたので出たかったですが、この状況では、、、、
30周年記念ですから、次回は40周年?
やはり毎日退屈なので、友人と話すのは楽しいです。

今夜は痛くならないで欲しい。
切に願います。

友人のお見舞いは嬉しいですね。


つづく、、、、